vol.21「幕末純情伝 〜黄金マイクの謎」
[作]つかこうへい [演出]渡辺和徳
[出演] 高野愛・新澤明日・藤原儀輝・友部康志・玉一祐樹美・宮迫誠・菊地歩・芝原れいち / 天夜叉・長谷川樹莉亜
[殺陣] 西本良治郎(ジャパンアクションエンタープライズ)
[日程]2024年11月6日[水]〜10日[日]
[劇場]王子小劇場
[席種]自由席(ご来場順のご入場となります)
[前売料金]4,000円(平日割)/4,300円(土日)/学生 2,500円(全日程)
[当日料金]一般 4,500円/学生 2,500円(全日程)/U-18(18歳以下)1,000円
[映像配信]2,800円+手数料
[上演時間]2時間25分
映像配信(Confetti Streaming Theater)
配信期間 | 11月13日(水) 10:00~11月20日(水) 23:59 (チケットの購入は11月20日(水) 19:59まで) |
<購入・視聴方法>
以下のURLをご覧ください。
https://www.confetti-web.com/guide/streaming/
ABOUT
つかこうへいに師事したメンバーによって結成された、9PROJECT。結成10周年の節目に上演するのは、言わずと知れたつかこうへいの超人気作「幕末純情伝」です。
1989年に平栗あつみ・西岡徳馬主演でPARCO劇場にて初演。沖田総司は女だった、という突飛な設定を軸に幕末の動乱を描く本作ですが、登場するのは一癖も二癖もある人物ばかり。しかし時代に翻弄され、男たちに翻弄され、労咳による血を吐きながらも必死に生きようと戦い続ける女・沖田総司の姿は、今もって大きな感動を与えてくれます。
しかも今回上演するのは、今やほとんど上演されることのなくなった初演版の「黄金マイクの謎」です。後年の脚色がないからこそ、つかが「幕末」で描こうとしたものが何だったのか…その“原点”がここにあります。
そして今作では、元つか劇団の俳優に加えて、様々な劇団から俳優たちが集まってくれました。つか劇団俳優 & 9PRO常連 & ワークショップからの新規ご参加…そして、大衆演劇の世界から天夜叉さん・長谷川樹莉亜さんの2名をお迎えいたします!
「寝盗られ宗介」「つか版・忠臣蔵」と、過去2回のコラボ公演を経て、つか作品と大衆演劇との相性の良さは感じているところ。つかこうへいの代名詞の一つとも言えるこの作品の中で、どんな活躍を見せてくれるのか…私たちも楽しみです。
これまで70〜80年代のつか作品に挑戦し、つかこうへいの原点を見つめ直してきた9PROJECTだからこそできる、原点にして新たな「幕末」の始まりです。
今作の殺陣師に、JAEの西本良治郎さん!
往年の日本映画で殺陣師として活躍し、現在はジャパンアクションエンタープライズの副社長を務める西本良治郎さん。つかさんとの仲も深く、北区つかこうへい劇団時代からお世話になってきました。9PROJECTでは「二代目はクリスチャン」の時に初めて殺陣師としてご参加いただき、リアルながら見栄えのする、ヤクザらしい立ち回りを作っていただきました。今作ではどんな立ち回りが見られるのか…こちらもご期待ください!
STORY
時は幕末。新たな時代を夢見て戦う新撰組の中に、一人の女がいた。
名を、沖田総司。
赤子の頃、五津川の河原に捨てられていた彼女は、勝家に拾われ、海舟と兄妹同然に育ってきた。
しかし、ふとした頃から勝家を出奔することとなり、追手から逃げる中で新撰組と出会う。
学も剣の腕もないが、明るく陽気な隊士たちに心癒される、総司。
そして総司は、土方を愛するようになっていく…。
しかし、世は動乱の時代。
隊士たちが次々と倒れる中、総司は自分を受け入れてくれた新撰組のために、人を斬り続ける。
そしてついにその刃は、時代の寵児・坂本龍馬へと向かうことになる…。
龍馬「ええか、総司、よく覚えとけや。国とは、女のことぜよ。日本とは、おまんの美しさのことぜよ。明日とは、男と女が見つめ合う、熱い眼差しのことぜよ。国とは、男と女が愛おしく思い合う意思のことぜよ。その強い意思があるかぎり、国は滅びん!」
CAST
高野 愛
新澤 明日
藤原 儀輝
友部 康志
玉一 祐樹美
(劇想からまわりえっちゃん)
宮迫 誠
菊地 歩
(扉座)
芝原 れいち
(劇団イン・ノート)
天夜叉
長谷川 樹莉亜
(劇団駒三郎)
MAP
王子小劇場
JR・東京メトロ「王子駅」
JR北口より徒歩5分
地下鉄4番出口より徒歩3分
東京都北区王子1-14-4-B1
URL:https://www.en-geki.com
*駐車場・駐輪場はございません
*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。
STAFF
作=つかこうへい
演出=渡辺和徳
舞台監督=久保田智也
照明=清家玲子
音響=内藤勝博
題字=荒井理紗子(Instagram)
制作助手=岩崎琴子
協力=(株)つかこうへい事務所 / (一社)日本文化大衆演劇協会 / 劇想からまわりえっちゃん / 劇団イン・ノート
殺陣/西本良治郎(ジャパンアクションエンタープライズ)
演出/渡辺和徳
1978年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。
【つかこうへい原作作品】
「二代目はクリスチャン」「広島に原爆を落とす日」「弟よ!」「愛人刑事」「龍馬伝」などの構成、脚本を担当。
つかこうへい作品の演出は多数。
【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。