9PROJECT vol.10「異ノ邦ノ人へ」
作・演出= 渡辺和徳
出演=高野愛・相良長仁・中村猿人・白神さき・農坂夢香
日程=2019年9月12日[木]〜16日[月祝]
会場=キーノート・シアター
席種= 自由席
料金= 一般 3,500円 / 学生 2,500円 (前売当日とも)
上演時間=約1時間45分
ABOUT
「熱海殺人事件」の“初演版”をやった時、アルベール・カミュの「異邦人」との類似性に気がついた。そして、自分が「異邦人」をベースに舞台を作るなら、どんな作品になるだろうかと考えた。
世間に認められなければ、犯人は犯人になれない。これは「熱海殺人事件」で繰り返し提示されるテーマです。現代社会においても“世間の望む姿”から外れた者たちが、激しく糾弾され、排除されるのはありふれた光景ではないでしょうか。
自ら選んだ人生を生きる。これは言うほど容易いことではなく、自由とは常に排除と隣り合わせにあります。“今”という世界を生き抜くために、歩むべき道は何か…。この作品を通じて考えてみたいと思っています。
作・演出 渡辺和徳
STORY
ある浜辺で、一件の殺人事件が起こった。
殺されたのは、外国人の男。撃ち込まれた銃弾は——5発。犯人は悔恨の情も見せず、男を殺した理由について、ただこう語った。
「太陽が眩しかったから」
陪審員は、ためらうことなく死刑を宣告した。
処刑を間近に控えた夜、牢を訪れた神父は犯人に懺悔を勧める。最期の時に、寄り添おうとする神父をあざ笑いながら、犯人は自らの人生を語り始める。
“彼”はなぜ男を殺したのか。
なぜ“彼”は死刑にならねばならなかったのか。
全ての救いを拒絶して、犯人は処刑台へと向かっていく…。
CAST
高野 愛
相良 長仁(北区AKT STAGE)
中村 猿人(劇想からまわりえっちゃん)
白神 さき(タンバリンアーティスツ)
農坂 夢香
ACCESS
キーノート・シアター
京成本線「新三河島駅」徒歩2分
JR山手線「西日暮里駅」徒歩13分
JR常磐線「三河島駅」徒歩6分
東京メトロ千代田線「町屋駅」徒歩7分
住所:東京都荒川区西日暮里1-1-1-B1F
URL : https://keynote-theater.tokyo/
*公演についてのお問合わせは、9PROJECTまでお願いいたします。
作・演出/渡辺和徳
1978年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。
【つかこうへい原作作品】
「二代目はクリスチャン」「広島に原爆を落とす日」「弟よ!」「愛人刑事」「龍馬伝」などの構成、脚本を担当。
つかこうへい作品の演出は多数。
【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。
STAFF
舞台監督=久保田智也
照明=田中知之(キーノート・プランニング)
音響=大貫誉
宣伝写真=堀内亮太