第6回公演「堕ちて今、君を想ふ」

2017-05-13
チラシ画像_表

9PROJECT vol.6 堕ちて今、君を想ふ。

原作/江戸川乱歩「芋虫」より  脚本・演出/渡辺和徳
出演/高野愛・小川智之・相良長仁・人見早苗・仲道和樹・遠山結子・阿部雄大

日程/2017年9月14日〜18日
会場/シアターKASSAI
席種/全席自由席のみ
料金/一般 3,500円(前売・当日とも)・学生 2,500円

ABOUT

類い稀なる“美しい”江戸川乱歩の世界!

戦争中の負傷で両手足を失い、耳も聞こえず、口もきけない…。
まさに“芋虫”のような姿になった夫を献身的に介護する妻。
しかし人目につかぬ家の中では、その“芋虫”に情欲の炎を燃やす女の姿があった…。

日本文学界の巨匠 江戸川乱歩。死後50年を経てもなお、その作品の数々は老若男女を問わず人々を魅了し続けています。その乱歩作品の舞台化に挑むのは「あずみ」「神州天馬侠」「女信長」「大江戸緋鳥808」など、数々の舞台の脚本を執筆し、小説の舞台化の経験も豊富な渡辺和徳。少年時代から読み耽ってきた、憧れの乱歩作品に挑戦します。

第29回池袋演劇祭参加作品!

STORY

須永中尉が死んだ。
かつての上官、鷲尾少将の元を訪れた医者の柾木は、衝撃の事実を告げられる。
国の英雄と言われた中尉が、妻に殺されたというのである。
その手で両の目をえぐられて…。

先の戦争で名誉の負傷を負い、手足を失い、耳も聞こえず口もきけない“芋虫”となった須永中尉。
三年の間、その夫の世話をしてきた妻・時子。

なぜ妻は、夫を手にかけたのか。
中尉に唯一残された表情機関であるところの目を、なぜ潰さなくてはならなかったのか。
柾木は時子と語らううちに、二人の間の隠された生活を知ることになる。

「ユルス…。その一言で、私は生きていける」

何が人間を人間たらしめるのか…。
運命に翻弄された一組の男女の、罪と赦しの物語。

小川智之

相良長仁

人見早苗

仲道和樹

遠山結子

阿部雄大

STAFF

舞台監督/久保田智也  照明/齋藤拓人  音響/葵能人(ノアノオモチャバコ)  振付/遠山結子・阿部雄大  宣伝写真/堀内亮太  協力/劇団BRATS 劇団PATHOS PACK ★☆北区AKT STAGE

脚本・演出/渡辺和徳

1978 年、東京都生まれ。
北区つかこうへい劇団に入団後、つかこうへいに文才を認められ、氏のもとで作・演出を学ぶ。
2003年、少年隊ミュージカル PLAYZONE「Vacation」で脚本業を開始。以降、演劇作品の脚本、演出を数多く手がける。

【主な脚本作品】
◇青山劇場「SAMURAI 7」「女信長」(原作/佐藤賢一)
◇明治座「神州天馬侠」(原作/吉川英治)「大江戸緋鳥808」(原作/石ノ森章太郎)
◇新国立劇場「AZUMI 幕末編」(原作/小山ゆう)
◇Zeppブルーシアター六本木「あずみ〜戦国編」(原作/小山ゆう)など。