NEXT STAGE

「広島に原爆を落とす日
[原作]つかこうへい(小説「広島に原爆を落とす日」より) [脚本・演出] 渡辺和徳
[出演]高野愛・藤原儀輝・中村猿人・玉一祐樹美・芝原れいち・KOH・初芝美緒・芝原啓成・塩澤優希
[日程]2025年11月21日(金)〜24日(月祝)
[劇場]東京・両国 シアターXカイ
ABOUT
「私のあなたに対する想いは、広島四十万市民を皆殺ししてもなお余りあるものなのです」
9PROJECTの秋公演は、つかこうへいの「広島に原爆を落とす日」の小説版を舞台化します。1979年、西武劇場(現在のPARCO劇場)で風間杜夫スペシャルとして初演。1984年に「野生時代」に小説版が発表されましたが、その後つか自身による再演はなく、正式に残された戯曲もない幻の作品となりました。
原爆投下という忘れ得ぬ悲劇を、つかこうへいはいかに描いたのか…9PROJECTから生まれる新たな“つか作品”に、どうぞご期待ください!
HOT TOPIC
「熱海殺人事件」アーカイブ配信も終了!
「熱海殺人事件 〜1973初演ver.」劇場公演・配信ともに全て終了しました! 劇場では、連日満席のお客様にご来場いただき、配信も最後まで視聴者数が増え続け…本当にたくさんの方にご覧いただきました。感謝の言葉もありません。
1か月強の稽古期間…一行一行、緻密に綿密に練り上げてきました。本当に毎日が楽しく、発見に満ちた稽古期間でした。ありがたくも、たくさんのお客様から「面白かった」とお声をいただきました。つかさんの初期作品をやってきた9PROJECTにとって、この“初演版”を楽しんでいただけたことは、何よりもうれしいことです。
次回公演までしばらく時間が空きますが、これからも9PROJECTを応援よろしくお願いいたします!
NEWS
9PROJECT


つかこうへいの言葉には、胸を突き刺すような切なさを覚える。
メディアプロデューサー 酒井 政利
そして、生きる養分、勇気として語りかける力がある。
9PROJECTの舞台を観るたび、同じ力がそこに息づいているのを感じてならない。
つかこうへいの舞台を引き継ぐ若者たちがいることを何よりもうれしく思う。
9PROJECTは、つかこうへいに師事したメンバー3名によって結成。近年では上演されることの少なくなった、70〜80年代のつかこうへい作品を中心に上演している。つかこうへいの“演出”よりも“言葉”に注目し、戯曲を一切書き換えることなく生み出されるその作品は、当時つか作品に熱狂した世代からも大きな支持を集めている。
1999年、つかこうへいが東京都北区のバックアップを受けて設立した「北区つかこうへい劇団」に、渡辺和徳が役者コース7期生として入団。つかこうへいから「お前は本を書け」と言われて、劇作・演出の道に転向。つかの執筆を手伝いながら、多数の演劇作品を発表する。
2001年、高野愛・小川智之が9期生として入団。まもなく、劇団9期生を中心に「プロジェクト9」というチームが結成され、つかこうへい演出で多数の作品が上演される。その後、10年あまりに渡って、つかこうへいに師事する日々が続く。
2010年、つかこうへいが死去。2011年、北区つかこうへい劇団の解散公演「飛龍伝’90」(紀伊國屋サザンシアター)では、高野・小川が主演、渡辺が演出を担当。
劇団解散後、しばらく各々の道を歩むが、自分たちなりにつかこうへい作品に取り組みたいと、2014年に再結集。第1回公演「ストリッパー物語」(作/つかこうへい)を上演した際にはチケットは発売初日完売するなど注目を集めた。を以後、初期のつかこうへい作品を中心に上演を続けている。
名前の由来は、北区つかこうへい劇団時代のチーム名「プロジェクト9」をひっくり返して、9PROJECT(ナイン プロジェクト)。つかこうへいという存在にがむしゃらに立ち向かい、作品に没頭していた、その初心を忘れることなく活動していきたい、という志を込めて命名された。
モットーは、やりたいことをとことんやる。自分たちが今やりたいこと、挑戦したいことを3人で徹底して話し合い、純粋に芝居に向き合っていく…。それが 9PROJECT です。